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【調査結果】日本における食品ロス問題について

2020年11月14日

最近、食品ロス問題という言葉を耳にします。

いくつかの文脈をたどると、
「まだ食べられる食品を商品としての許容期限が過ぎてしまったため、捨てているという問題」
として認識されています。

しかし、実際に「食品ロス」は、どのような現状なのでしょうか?

興味があったので調べてみました。

「食品ロス」とは?


農林水産省が公開しているホームページでは、下記の記述がありました。
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/161227_4.html

「食品ロス」とは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品をいうのん。食べ物を捨てることはもったいないことで、環境にも悪い影響を与えてしまうのん。

語尾が“のん”なのは、農林水産凋後任の食品ロス削減国民運動ロゴマークの「ろすのん」というキャラ付けによるものらしいです。

「食品ロス」の量について

食品ロスが、日本でどのくらい発生しているかというと、年間612万tになっているそうです。(平成29年度推計値)

日本人の1人当たりの食品ロス量は1年で約48kg。
これは日本人1人当たりが、「毎日お茶碗一杯分のご飯」を捨てているのと同じ量です。

612万tと聞くとものすごく多く感じますね。

しかし、「1人辺りだとお茶碗1杯分/1日」と考えると、思ったよりも少ないのかな?という印象を受けました。

ただ食べられるものを無駄にすることは良くないと思うため、お茶碗1杯分からさらにムダを減らしていくことはとても大切だと思います。

「事業系食品ロス」と「家庭系食品ロス」の違い

食品ロスには2つの区分があり、“事業系食品ロス”と“家庭系食品ロス”があります。

“事業系食品ロス”は、年間で328万t発生してます。

さらに細かく見てみると、
食品製造業・・121万t
食品卸売業・・16万t
食品小売業・・64万t
外食産業・・・127万t
と分類できます。

食品ロスと言われると、コンビニ弁当の廃棄などのイメージが強かったのですが、数字で見てみると外食産業の廃棄が1位で、食品製造業が2位になっています。

例えば、居酒屋などで、注文しすぎて食べきれなくなってしまい、おつまみを残すこともありますよね?
そういったものが積み重なって食品ロスとして121万tにもなっているのを思うと、今後は気を付けようという気持ちになります。

食品製造業の食品ロス問題

食品製造業については、工場で大量生産を行っているため、原材料の加工に伴う食品ロスの部分が大きいのだと思います。

実際に弊社では、ビーフジャーキーを製造してます。
ビーフジャーキ,味付け,
牛肉のブロックを食べやすいサイズにトリミングしますが、牛肉ブロックが小さくなっていくと製品として扱えない小さなスライスなども発生します。
また、加工後に牛肉が一部崩れて破片のようなロスが出てしまうこともあります。

このようなロスを出ないようにする。
もしくは、「ロスを廉価品として売る・食べるというような活動をしていく必要がある」
と今回“食品ロス”について調べながら記事を書いていく中で感じました。

最後に


“家庭系食品ロス”では主に、食事の残り物や、購入したが、使用する前に傷んでしまい廃棄する食材などが主な食品ロスの要因になっているようです。

そのため、家庭では、食べきれる量を調理することと、使用できる範囲内での食材の購入が重要です。
ただ、私もスーパーで安売りなどが行われていると、普段より安いということでついつい買い込みすぎてしまうことがあります。

これからは、自分の消費量をしっかりと把握して、食品ロスの削減に貢献したいと思います。

TEL :03-3263-4444

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