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【雑学】麦茶の歴史と世界の麦茶

2020年06月10日

今年も、麦茶のおいしい季節になりました。
昔は、夏だけ飲むお茶でしたが、今ではノンカフェインの健康志向で、1年中飲む人も多くなってきました。

ところで、麦茶はいつから飲まれるようになったのでしょうか?
明治時代?昭和?

この記事では、麦茶の歴史と世界で飲まれている麦茶について説明します。

麦茶が飲まれ始めたのは、江戸時代?

初めて文献にでてくるのは、江戸時代中期の俳諧・七柏集(1781)芭蕉菴興行「ほんのりと麦湯の加減まいらせて〈蘭秀〉 立ふるまひも小太刀也けり〈水谷〉」 の「麦湯」という言葉です。

江戸末期には、麦湯売りの屋台が流行ったり、麦湯が現代風に茶店「麦湯店」で飲まれるほど、すっかり庶民に定着するようになったようです。
この頃は、温かい飲み物として飲まれていたと考えられます。

「麦茶」と呼ばれ、冷たく冷やして飲むようになったのはいつ頃でしょうか。
明治時代に西洋のカフェ文化が日本に伝わり、コーヒーや紅茶を飲む喫茶店がでてきて、「麦茶」と呼ぶようになったようです。

昭和30年代に入り、冷蔵庫が普及すると、さました麦茶を冷蔵庫で冷やし、冷たい麦茶が飲まれるようになりました。
このあたりから、日本人の夏の飲み物として定着したのでしょう。

日本以外に麦茶は飲まれているか

韓国の場合

韓国では、麦茶はポピュラーな飲み物です。
韓国焼肉店では、麦茶がでてきますものね。

飲まれるようになったのは日本統治時代からのようです。
日本と違い、冷やして飲むより、温かい麦茶がよく飲まれています。

韓国では、大麦で作ったコーラ風清涼飲料コーラ、メッコールが1980年代に発売されヒットしました。
今でも親しまれている清涼飲料水となっています。
麦茶が広く飲まれている韓国ならではですね。

イタリアの場合

イタリアでも麦茶が飲まれています。
イタリアのコーヒー風麦茶は、カッフェ・ドルゾの名称で知られてます。

大麦のコーヒー カッフェ・ドルゾ(またはオルゾ)がノンカフェインコーヒーとして、バール(喫茶店)のメニューにあり、1日何杯もコーヒーを飲むのは飽きる、つらい、という方や、カフェインを摂りたくない方がカッフェ・ドルゾを注文しています。

最後に

江戸時代に誕生した麦茶ですが、韓国やイタリアでも、麦茶が飲まれているなんて以外だったのではないでしょうか。

世界の麦茶に思いめぐらしながら、日本で初めて生まれた水出し麦茶 フジミネラル麦茶 を味わってみてはいかがでしょうか。
海外に行ってる気分になれるかも。

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