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【解説】委託製造とOEMの違いについて

2020年07月27日

食品業界では、メーカーが自社で製品の製造をしていないケースがよくあります。
一般的にもよく知られているのが、OEMです。

OEMとは、メーカーが開発した商品を下請けや協力関係にある同程度の製造会社につくってもらい、自社製品として売り出すことです。
OEMだと、ーカー側は自社で製造をするための設備を導入したり、生産することが必要がありません。
製造会社側は、メーカーのブランド力で製造した商品が売れるといったメリットがあります。
又、まとまった数量の発注があるので、製造会社としても経営が安定します。

OEM業者の選び方についてはこちら。

委託製造とは

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OEMに似ているものとして、委託製造があります。
委託製造もメーカーは、他社の製造会社に自社製品の製造を委託します。

ただし、下記の点がOEMと違います。
OEMと違うのは製品の開発、さらに言えばマーケティングや販売も委託することです。
表向きは委託をしたメーカーの製品ですから、低品質なものであればブランドに傷が付きます。
ですから、委託製造を引き受けられるのはメーカーと同じ程度の技術力を持った製造会社でなければいけません。

委託製造のメリット

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委託製造にどのようなメリットがあるのかというと、一番はコスト削減です。
製品の製造をするとなれば優秀な人材や研究施設を揃える必要があります。

またマーケティング・販売をするのも多額の宣伝費や人件費がかかります。
そういったものをまるごと任せれば、メーカーは最小限のコストで自社のブランドに新たな製品を加えることができます。

そして委託を引き受ける製造会社は、相応の報酬がもらえます。
独自に製品の開発をするときよりも、製品開発がしやすくなります。
そして繰り返し委託されると、次第に技術力が向上します。
技術力が高まれば将来的にはメーカーから独立し、自社ブランド製品の開発・販売が出来る可能性もあります。

委託製造の注意点

委託製造はOEMと比べて、製造会社に要求される事柄が多くどこでもできるようなものはありません。
得意な製造に専念したい製造会社は、OEMを中心に事業を行うことになるでしょう。
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ただOEMを行っている製造会社も、メーカーから提供された設計図を元に製造をしていく中で、開発のノウハウを吸収していくことができます。
そのノウハウを元に、新製品の設計なども引き受けるようになれば、より多くの利益が手に入るようになるでしょう。

最後に

メーカーとしてはどちらの方法にしても、コストを大幅に削減できるという魅力があります。
しかし、前述のように技術力の向上に利用されたり、開発のノウハウを盗まれて、将来の競争相手になる危険があることは理解しなければいけません。

そうならないためにも、自社だけにしかない強みを常に作り出す必要があります。

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